◆ JAM & LEWIS(ジャム&ルイス) VOL.1 ついに発表されたジャム&ルイスの初めてのリーダー作(アルバム)、そこに集ったアーティストとそこに込められた思いとは [サントラ、コンピレーション]
ついにジミー・ジャム&テリー・ルイスのリーダー作が発表された。1983年辺りからプロデューサーチームとして活動している彼らの初めての自分たち名義の作品。
ジャム&ルイスのアルバムが出るという話は2013年にもあった。この時はプロデューサー稼業30周年という謳い文句だった。彼ら自身も「楽しみにしていてほしい」と述べていた。しかし、発表されず。ジャム&ルイスのアルバムは発表されなかったけど、2015年にジャネットと11年ぶりにタッグを組んだ『Unbreakable』が発表されるという喜びはあった。しかし、それから彼ら自身のプロデュース作品も見なくなりどうなったのだろう?という思いが募っていた。久々に見るほっそりとしたジミーの姿にも少し心配した。しかし、ついに本当に、2021年7月に彼ら自身の名義のアルバムが発表された。
彼ら名義のアルバムの発表の話は1986年辺りにもあった模様。その候補曲の一つが「What Have You Done For Me Lately」。邦題ではなくこのタイトルでピンと来る人は、R&B通というか、ジャム&ルイス通というかジャネット通というか。そう、ジャネットの大ブレイクアルバム『Control』からの1stシングル「恋するティーンエイジャー」。元々ジャム&ルイス名義の曲としてストックしていた曲だったそうだが、『コントロール』の陰の立役者、レコード会社の重役のジョン・マクレーンがこの曲はジャネットに必要だと主張し、ジャネット自身も気に入り、アルバムの最終段階でジャネットのアルバムに収録される事となる。そしてこの曲が『Control』からの先行シングルとなり、その後の大ヒットを導いた曲となる。よく聞くと、ジャネットのボーカルのバックに男性のささやくようなボーカルが聞こえる。ジミーか、テリーのボーカルと思われる。
1986年からリアルタイムにジャム&ルイスをおってきた私ですが、当時、彼ら名義のアルバムを出すという話はあまり印象に残っていない。アルバムを出したいという思いを持っていても、次から次へとプロデュース依頼が来る彼らに自身の名義のアルバムを制作する時間もとれなかったようにも思う。
1986年度のグラミーでは、ドラムマシーンや、サンプリング・キーボード等の機器を駆使してサウンドを作るプロデューサーとして初めて最優秀プロデューサ-を受賞。さまざまなアーティストを手がけ、ビルボードのPOPチャートでは16曲のNo1シングルをうみ、R&Bでは26曲のNo1シングルをうむ。(本Blogでも1曲ずつ紹介中)
ジャム&ルイス名義のアルバムは出ていなかったけど、1996年にEMIからJimmy Jam & Terry Lewis Hit Songsという4枚組のCDが出ています。彼らの1982年から1996年位までのProduce作のBest盤的な内容でレーベルを超えた収録になっていますが、これは非売品の業界用のPromo CDとなっている。あと、1曲がフルで収録されていない。その分、収録曲は全78にも及ぶ。ここでの1曲目は1982年、Klymaxx(クライマックス)の「Wild Girls」から始まり、TabuでのSOS Band、アレキサンダー・オニール、シェレール。チェンジ、テルマ・ヒューストン、Force MD's、ハーブ・アルパート、モーリス・デイ、パティー・オースティン、シェリル・リン、もちろんのジャネット・ジャクソン。ヒューマン・リーグ、キャリン・ホワイト、ボーイズ Ⅱ メン、ラルフ、ジョニー、ニューエディション、ロバート・パーマーの「Turn You On」も収録。ジョージ・マイケルの「Monkey」(Remix)は収録されていない。ミント・コンディション、SoloをはじめPerspective Recordsのアーティスト。パティ・ラベル、グラディス・ナイト、バリー・ホワイト、マイケル・ジャクソンの楽曲に及ぶ。すごい面子。これだけのアーティスト達をジャム&ルイスは手がけているわけです。(1997年以降も、さらに幅広いアーティストを手がけていますが)
そして、彼らはただアルバムを手がけ、ヒット曲を生み出すだけでなく、その後のアーティストの名刺代わりにもなるような素晴らしい楽曲とサウンドを制作した。アーティストのパーソナリティーも楽曲に反映させた。お気に入りだった曲を、惜しげもなくジャネットに提供したように、自分たちが前に出るよりいつもアーティストを尊重したプロデューサーだと思う。
音楽プロデューサー名義のアルバムで、一番に思い浮かぶのはクインシー・ジョーンズ。様々なアーティストやミュージシャンが参加するも、アルバムの方向性、スタンスを決めるのはクインシー。1991年の『Back On The Block』はグラミーでも最優秀アルバムを獲得する。クインシー的には、マイケルとの『BAD』がグラミーでスルーされたリベンジをここで果たした印象。1995年の『Q's Jook Joint』はよりバラエティーに富んだ素晴らしいアルバム。
ジミー達も、クインシーの事を最大級にリスペクトしていて「そもそもプロデューサーというものの存在や立場というものを磨き上げた人だ」と述べている。
ジャム&ルイスは、これまで自分たち名義のアルバムは出してはいないが、1991年にA&Mレコード傘下に開設したPerspective(パースペクティブ) Recordsからリリースしたサントラ『Mo Money』は、彼らの最初のリーダー作を思えるくらいバラエティーでCreativeなGrooveが満載の素晴らしいアルバムだった。参加したアーティストの魅力も引き出しながら、お金が一番と思って生きている主人公が、“この世界で一番素晴らしいものを得るのにお金は要らない”事に気づいていく映画の内容に沿った楽曲を制作する手腕は素晴らしすぎます。
ルーサー・ヴァンドロス、ジャネット、ラルフ・トレスヴァント、ジョニー・ギル、ベル・ビブ・デヴォー、カラー・ミー・バッド、MCライト、キャロン・ウィラー。そして、Perspective Records所属のサウンズ・オブ・ブラックネス、ミント・コンディション、Lo-Key?達が参加した。
サントラの中には、「New Style」というアーティストJam&Lewis名義のインストの楽曲もある。Jam&Lewis単独のクレジットの曲は、現在の所この曲のみ。ただ、やはりプロデューサーの彼ら、自分たちの主張と言うより映画のサントラという枠の中で表現した面はあると思う。
1998年にも『How Stella Gpt Her Groove Back』というサントラを手がけ、こちらも『Mo Money』を超える幅広いトップアーティストが集結した。
スティーヴィー・ワンダー&ワイクリフ・ジョン、ジャジーB、マキシ・プリースト, ミシェル・ンデゲオチェロ, サザーランド, シャギー、ジャネット, メアリー・J.ブライジ, K-Ci&JoJo, ビッグ・パニッシャー&ビーニー・マン、SOULⅡSOUL、ボーイズⅡメン、ダイアナ・キング等。映画の舞台がジャマイカというのもあって、アーティストもサウンドもちょっと熱帯系。CreaterでもあるジャジーBとジャム&ルイスが出会い、SOUL Ⅱ SOULも手がけたのはしびれた。それらも含めジャム&ルイス全編Produceで見事なサントラを作り上げている。
TABUレコード時代では、ボーカルがとれない彼らに変わって盟友アレキサンダー・オニールやシェレールが彼らを代弁して彼らのサウンドを歌った感じもある。
しかし、今作のタイトルはJam&Lewisなのです。ついに彼らの名義のアルバムなのです。そしてしそれに応えてトップアーティストが集結した。さらにVol.1なのです。
ジャム&ルイスのアルバムが出るという話は2013年にもあった。この時はプロデューサー稼業30周年という謳い文句だった。彼ら自身も「楽しみにしていてほしい」と述べていた。しかし、発表されず。ジャム&ルイスのアルバムは発表されなかったけど、2015年にジャネットと11年ぶりにタッグを組んだ『Unbreakable』が発表されるという喜びはあった。しかし、それから彼ら自身のプロデュース作品も見なくなりどうなったのだろう?という思いが募っていた。久々に見るほっそりとしたジミーの姿にも少し心配した。しかし、ついに本当に、2021年7月に彼ら自身の名義のアルバムが発表された。
彼ら名義のアルバムの発表の話は1986年辺りにもあった模様。その候補曲の一つが「What Have You Done For Me Lately」。邦題ではなくこのタイトルでピンと来る人は、R&B通というか、ジャム&ルイス通というかジャネット通というか。そう、ジャネットの大ブレイクアルバム『Control』からの1stシングル「恋するティーンエイジャー」。元々ジャム&ルイス名義の曲としてストックしていた曲だったそうだが、『コントロール』の陰の立役者、レコード会社の重役のジョン・マクレーンがこの曲はジャネットに必要だと主張し、ジャネット自身も気に入り、アルバムの最終段階でジャネットのアルバムに収録される事となる。そしてこの曲が『Control』からの先行シングルとなり、その後の大ヒットを導いた曲となる。よく聞くと、ジャネットのボーカルのバックに男性のささやくようなボーカルが聞こえる。ジミーか、テリーのボーカルと思われる。
1986年からリアルタイムにジャム&ルイスをおってきた私ですが、当時、彼ら名義のアルバムを出すという話はあまり印象に残っていない。アルバムを出したいという思いを持っていても、次から次へとプロデュース依頼が来る彼らに自身の名義のアルバムを制作する時間もとれなかったようにも思う。
1986年度のグラミーでは、ドラムマシーンや、サンプリング・キーボード等の機器を駆使してサウンドを作るプロデューサーとして初めて最優秀プロデューサ-を受賞。さまざまなアーティストを手がけ、ビルボードのPOPチャートでは16曲のNo1シングルをうみ、R&Bでは26曲のNo1シングルをうむ。(本Blogでも1曲ずつ紹介中)
ジャム&ルイス名義のアルバムは出ていなかったけど、1996年にEMIからJimmy Jam & Terry Lewis Hit Songsという4枚組のCDが出ています。彼らの1982年から1996年位までのProduce作のBest盤的な内容でレーベルを超えた収録になっていますが、これは非売品の業界用のPromo CDとなっている。あと、1曲がフルで収録されていない。その分、収録曲は全78にも及ぶ。ここでの1曲目は1982年、Klymaxx(クライマックス)の「Wild Girls」から始まり、TabuでのSOS Band、アレキサンダー・オニール、シェレール。チェンジ、テルマ・ヒューストン、Force MD's、ハーブ・アルパート、モーリス・デイ、パティー・オースティン、シェリル・リン、もちろんのジャネット・ジャクソン。ヒューマン・リーグ、キャリン・ホワイト、ボーイズ Ⅱ メン、ラルフ、ジョニー、ニューエディション、ロバート・パーマーの「Turn You On」も収録。ジョージ・マイケルの「Monkey」(Remix)は収録されていない。ミント・コンディション、SoloをはじめPerspective Recordsのアーティスト。パティ・ラベル、グラディス・ナイト、バリー・ホワイト、マイケル・ジャクソンの楽曲に及ぶ。すごい面子。これだけのアーティスト達をジャム&ルイスは手がけているわけです。(1997年以降も、さらに幅広いアーティストを手がけていますが)
そして、彼らはただアルバムを手がけ、ヒット曲を生み出すだけでなく、その後のアーティストの名刺代わりにもなるような素晴らしい楽曲とサウンドを制作した。アーティストのパーソナリティーも楽曲に反映させた。お気に入りだった曲を、惜しげもなくジャネットに提供したように、自分たちが前に出るよりいつもアーティストを尊重したプロデューサーだと思う。
音楽プロデューサー名義のアルバムで、一番に思い浮かぶのはクインシー・ジョーンズ。様々なアーティストやミュージシャンが参加するも、アルバムの方向性、スタンスを決めるのはクインシー。1991年の『Back On The Block』はグラミーでも最優秀アルバムを獲得する。クインシー的には、マイケルとの『BAD』がグラミーでスルーされたリベンジをここで果たした印象。1995年の『Q's Jook Joint』はよりバラエティーに富んだ素晴らしいアルバム。
ジミー達も、クインシーの事を最大級にリスペクトしていて「そもそもプロデューサーというものの存在や立場というものを磨き上げた人だ」と述べている。
ジャム&ルイスは、これまで自分たち名義のアルバムは出してはいないが、1991年にA&Mレコード傘下に開設したPerspective(パースペクティブ) Recordsからリリースしたサントラ『Mo Money』は、彼らの最初のリーダー作を思えるくらいバラエティーでCreativeなGrooveが満載の素晴らしいアルバムだった。参加したアーティストの魅力も引き出しながら、お金が一番と思って生きている主人公が、“この世界で一番素晴らしいものを得るのにお金は要らない”事に気づいていく映画の内容に沿った楽曲を制作する手腕は素晴らしすぎます。
ルーサー・ヴァンドロス、ジャネット、ラルフ・トレスヴァント、ジョニー・ギル、ベル・ビブ・デヴォー、カラー・ミー・バッド、MCライト、キャロン・ウィラー。そして、Perspective Records所属のサウンズ・オブ・ブラックネス、ミント・コンディション、Lo-Key?達が参加した。
Mo' Money: Original Motion Picture Soundtrack
- 出版社/メーカー: Perspective Records
- 発売日: 1992/06/23
- メディア: CD
サントラの中には、「New Style」というアーティストJam&Lewis名義のインストの楽曲もある。Jam&Lewis単独のクレジットの曲は、現在の所この曲のみ。ただ、やはりプロデューサーの彼ら、自分たちの主張と言うより映画のサントラという枠の中で表現した面はあると思う。
1998年にも『How Stella Gpt Her Groove Back』というサントラを手がけ、こちらも『Mo Money』を超える幅広いトップアーティストが集結した。
スティーヴィー・ワンダー&ワイクリフ・ジョン、ジャジーB、マキシ・プリースト, ミシェル・ンデゲオチェロ, サザーランド, シャギー、ジャネット, メアリー・J.ブライジ, K-Ci&JoJo, ビッグ・パニッシャー&ビーニー・マン、SOULⅡSOUL、ボーイズⅡメン、ダイアナ・キング等。映画の舞台がジャマイカというのもあって、アーティストもサウンドもちょっと熱帯系。CreaterでもあるジャジーBとジャム&ルイスが出会い、SOUL Ⅱ SOULも手がけたのはしびれた。それらも含めジャム&ルイス全編Produceで見事なサントラを作り上げている。
しかし、今作のタイトルはJam&Lewisなのです。ついに彼らの名義のアルバムなのです。そしてしそれに応えてトップアーティストが集結した。さらにVol.1なのです。
◆ ジェシー・J THIS CHRISTMAS DAY 集ったProducerが凄すぎる件 Jam&Lewis、Babyface、Rodney・J、D・Foster ジェシーの歌声にも魅了される絶品クリスマスアルバム [サントラ、コンピレーション]
英国の実力派人気シンガー、ジェシー・Jによるクリスマスアルバム、2018年10月に発売されました。このアルバム、ジャム&ルイスも参加した作品であるのにぜんぜんスルーしていて、購入したのは昨年の12月。昨年のクリスマスでのレビューには間に合わず、今年になった次第です。
ジャム&ルイスFreakとしては、彼らのProduce作品ということだけでもうれしいのですが、他のProducer陣にもおったまげました。
全11曲収録。ロドニー・ジャーキンスが4曲、BABYFACEが2曲、David Fosterが2曲、そしてジミー・ジャム&テリー・ルイスが2曲。1曲参加のKuk HarrellもR&B/HIP HOPのヒットメイカー。本当にすごいProducer陣です。さらに共演アーティストとしてボーイズ Ⅱ メン、ベイビーフェイスはバックボーカルにも参加もしている。
ジェシー・Jははじめてアルバムを購入したアーティストで、詳しくないですが、単純にいうとめちゃくちゃ歌がうまい。
ジャム&ルイスFreakとしては、彼らのProduce作品ということだけでもうれしいのですが、他のProducer陣にもおったまげました。
全11曲収録。ロドニー・ジャーキンスが4曲、BABYFACEが2曲、David Fosterが2曲、そしてジミー・ジャム&テリー・ルイスが2曲。1曲参加のKuk HarrellもR&B/HIP HOPのヒットメイカー。本当にすごいProducer陣です。さらに共演アーティストとしてボーイズ Ⅱ メン、ベイビーフェイスはバックボーカルにも参加もしている。
ジェシー・Jははじめてアルバムを購入したアーティストで、詳しくないですが、単純にいうとめちゃくちゃ歌がうまい。
◆ Mo’ Money(OST)ジャム&ルイスのリーダー作とも言えるような傑作アルバム 豪華アーティストも集う [サントラ、コンピレーション]
original 2010.5.13Upに追記
先日、ジャム&ルイスの初リーダー作が発売されるというアナウンスがされました。ジャムルイによるアルバムは、2013年にも30周年記念という事で発表されるという話もありましたが、立ち消えて今回の確定的な発表となりました。
R&Bプロデューサーでありながら、現在の音楽シーンにおいてビルボードNo1獲得曲数は16曲(数年前まで現役No1でしたがマックス・マーティンに抜かれた)。ミリオンシングルやアルバムも多数。グラミーの最優秀プロデューサーのノミネーションも多数。(1986年度に受賞)そのフィールドもR&Bに限らず多岐にわたる。
テクノロジーの進化とともに、TR-808(ドラム・マシーン)やヤマハDX-7(シンセサイザー)、サンプリングキーボードのMirage(ミラージュ)等を駆使しサウンドを作り上げるスタイルはジャム&ルイスにより確立されたと言っても過言ではないと思います。彼らが手がけたアーティストのシングルの完成度ももちろん高いですが、アーティストとじっくり話し合って決めたコンセプトに基づきアルバムを制作するProduce Workが素晴らしい。そして何より彼らの書く曲が素晴らしい。
先日、ジャム&ルイスの初リーダー作が発売されるというアナウンスがされました。ジャムルイによるアルバムは、2013年にも30周年記念という事で発表されるという話もありましたが、立ち消えて今回の確定的な発表となりました。
R&Bプロデューサーでありながら、現在の音楽シーンにおいてビルボードNo1獲得曲数は16曲(数年前まで現役No1でしたがマックス・マーティンに抜かれた)。ミリオンシングルやアルバムも多数。グラミーの最優秀プロデューサーのノミネーションも多数。(1986年度に受賞)そのフィールドもR&Bに限らず多岐にわたる。
テクノロジーの進化とともに、TR-808(ドラム・マシーン)やヤマハDX-7(シンセサイザー)、サンプリングキーボードのMirage(ミラージュ)等を駆使しサウンドを作り上げるスタイルはジャム&ルイスにより確立されたと言っても過言ではないと思います。彼らが手がけたアーティストのシングルの完成度ももちろん高いですが、アーティストとじっくり話し合って決めたコンセプトに基づきアルバムを制作するProduce Workが素晴らしい。そして何より彼らの書く曲が素晴らしい。
2000年代に入って、単発の作品が多く、正直なところ、全盛期の勢いもなくなってきて、トータル感をもったアルバムはグラミーも受賞したチャカ・カーンの『Funk This』くらいですが、ジャネットの一連のアルバム、特に80年代から90年代前半の作品はすばらしいトータル感のあるアルバムでした。この辺のProduce力は他の追随を許さないと思います。
1990年代に入りジャム&ルイスは、自らのレーベルを設立します。その名もPerspective Records!未来に目が向いたレーベルです。そんな彼らが1992年に発表した作品が今回紹介する『Mo Money』。
このアルバムは、ジャム&ルイスのProduceの幅の拡さにもうなるのですが、ブラック・ミュージックの楽しさも存分に満喫できる1枚なのです。来年発表される作品にはどんなアーティストが参加し、どのようなSOUNDが展開されるか超楽しみですが、この1992年のアルバムは、言ってみれば映画を題材にしつつも、ジャネットをはじめとするビックアーティスト、そしてPerspectiveレコード所属の実力あるアーティストが総登場し、当時の衝撃度は凄かった。まだこんなすごいアルバム作っちゃうのあなた達は!って感じで。このアルバムは、ジャム&ルイスのProduce能力のすごさを知るのにも適した1枚です。彼らの、アーティストの個性を曲に反映させる手法は見事としかいいようがない。まさにサントラのようにテーマをもった作品を制作するのは彼らには最適ではないでしょうか。
1990年代に入りジャム&ルイスは、自らのレーベルを設立します。その名もPerspective Records!未来に目が向いたレーベルです。そんな彼らが1992年に発表した作品が今回紹介する『Mo Money』。
このアルバムは、ジャム&ルイスのProduceの幅の拡さにもうなるのですが、ブラック・ミュージックの楽しさも存分に満喫できる1枚なのです。来年発表される作品にはどんなアーティストが参加し、どのようなSOUNDが展開されるか超楽しみですが、この1992年のアルバムは、言ってみれば映画を題材にしつつも、ジャネットをはじめとするビックアーティスト、そしてPerspectiveレコード所属の実力あるアーティストが総登場し、当時の衝撃度は凄かった。まだこんなすごいアルバム作っちゃうのあなた達は!って感じで。このアルバムは、ジャム&ルイスのProduce能力のすごさを知るのにも適した1枚です。彼らの、アーティストの個性を曲に反映させる手法は見事としかいいようがない。まさにサントラのようにテーマをもった作品を制作するのは彼らには最適ではないでしょうか。