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◆ Never Knew Love Like This アレキサンダー・オニール&シェレール Jam&Lewis プロデュースの最高級のDuo Song [Alexander O'neal]

                                                                                 ORIGINAL 2011.9.28 Up
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   今回紹介する「Never Knew Love Like This」は、ジャム&ルイスと彼らの盟友アレキサンダー・オニールとシェレールのデュオ曲。Jam&Lewisの代表作でもあるAlexander O'nealの名盤『ヒアセイ』(87)からの3rdシングルです。
 1986年、ジャム&ルイスはジャネットの『コントロール』、SOSバンド、ヒューマンリーグと素晴らしい作品を手がけ大ヒット、グラミーの最優秀プロデューサーの栄冠も手にする。この頃のジャム&ルイスの楽曲のクオリティーは半端じゃなかった。そんな彼らのエネルギーと抜群のセンスが凝縮された作品がアレックスの2ndアルバム『ヒアセイ』(1987)だと思います。

Hearsay

Hearsay

  • アーティスト: O'Neal, Alexander
  • 出版社/メーカー: Tabu Demon
  • 発売日: 2013/05/14
  • メディア: CD
 上記は2008年のTabuレコードの再発盤の2枚組Expanded盤

 この曲は1988.1.23 ビルボードR&Bチャートで2位となります(1位はグラディス・ナイト&ザ・ピップスの「Love Overbord」← いい曲)。POPでも28位。ジャム&ルイスのヒットソングは1988年も続きます。
 以前紹介したシェレールとの「Saturday Love」(85)についでの二人のデュオソングです(Tabuカテゴリーにて紹介)。

Saturday Love

Saturday Love

  • アーティスト: Cherrelle
  • 出版社/メーカー: Tabu
  • 発売日: 2022/05/11
  • メディア: LP Record

 この曲もR&Bで2位となります。「Saturday Love」は Cool & Emotionalな名曲ですが、この「ネバーニュー」はクールさは抑え、かなりエモーショナル&ゴージャスな仕上がりです。これまで私はR&B、POP、ROCK、カントリーと多くのデュエット曲を聞いてきましたが、私の生涯最高のデュオソングにあげたい1曲。この2人のシンガーの相性も最高級。

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◆ FAKE / Alexander O'neal アレキサンダー・オニールとジャム&ルイス( Part2 ) プリンスを拒み、最後まで自身の信念を貫いた男の思い [Alexander O'neal]

                                                  ORIGINAL 2008.8.27 Upfake003001.jpg

 ジャム&ルイス Produce No1シングル曲の紹介シリーズとアレックスとジャム&ルイスを語る(Part2)が融合。今回は1987年7月25日、R&Bチャートで1位を獲得したアレキサンダー・オニールの「Fake」です。ジャム&ルイスとアレキサンダー・オニールは盟友です。そして、アレキサンダーとプリンスの間にも物語があります。この時、アレックスは34歳、けっして若い年齢ではありません。しかし、信念の男、アレックスはついに成功を手にします。ここまでだどりつくには長い道のりでした。

  Alexander O'nealカテゴリー「アレキサンダー・オニールとジャム&ルイス Part1」で紹介したように、アレキサンダー・オニールとジャム&ルイスは、もともとミネアポリスのローカルバンド“フライト・タイム”の仲間でした。アレキサンダー・オニール(アレックス)は、ミネアポリスでは有名なソウルシンガーでした。
 もともとミネアポリス自体、圧倒的に白人が多い。北欧の移民が多い街で、NFLのアメフトチーム、ミネソタ・バイキングスの由来もそこなのね。そういうわけで、ソウルコミュニティは、ある意味せまいといえばせまい。その中でも彼のバラードは白人層を含め多くのミネアポリスの人々を魅了していた。
 そして、ミネアポリスといえばプリンスです。まだ『パープルレイン』のブレイク前夜ですが、3rd『Dirty Mind』を発表し、着実にその存在感を増していっていた。

 そして、プリンスとアレキサンダー・オニールは、必然的に出会うことになります。アレックスも、いろいろなバンドのボーカルを渡り歩き、ジャム&ルイスたちがいたフライトタイムのボーカリストになっている時に、自身のソウルな作品のプロジェクトのボーカリストを探していたプリンスに声をかけられます。プリンスもアレックスのボーカルに魅了された一人だったのです。

 当時、アレックスはフライトタイムのリードボーカリストでした。プリンスはフライト・タイムというよりアレックスのボーカルを欲していた。そしてアレックスを勧誘するわけですが、アレックスは自分だけが引き抜かれるという事にも難色をしめし、さらに歌うのはいいけど、それなりの報酬はもらうという主張もしていきます。
 

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◆「Innocent」 Alexander O'neal (85)-アレクサンダー・オニールとジャム&ルイス Part1 ジャム&ルイスとの友情 [Alexander O'neal]

                                                                                             ORIGINAL 2012.1.20 Up
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 今回はJimmy Jam& Terry Lewisが手がけた最高のソウルシンガー、アレクサンダー・オニールを掘り下げたいと思います。Jam&Lewisを語るうえで、Alexander O'nealをぬきにする事はできないでしょう。Jam&LewisとAlexががっちり組んだアルバムは4枚ありますが、どれもR&Bシーンを代表する名盤でもあると思います。
 
 Princeが生み出したミネアポリスのFUNKバンド → The Timeを紹介した時も、アレックスの名前は出てきましたが、あのプリンスを拒んだ男として取り上げられる事も多い。
 アレクサンダーは元はミシシッピー州の生まれですが、22歳の頃、ミネアポリスに移り住んだようです。学生時代は、本気でプロフットボール選手を目指していたそうです。たしかにガタイは屈強な感じでフットボール選手の雰囲気ある。しかし、才能があるも怪我をして断念。その後、もう一つの才能であるボーカリストの道を目指す事になるのです。そして、地元のバンドで活動します。いくつかのバンドをわたり歩いた後、一旗あげようとロスにも赴くが成功を手にする事はできず。普通の人ならそこであきらめるかもしれないけど、彼はちがった。自分の才能を、成功を信じていたので、あきらめることなく再びミネアポリスにもどり音楽活動を継続します。それは1980年のことです。

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