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◆ ジャネット・ジャクソン ドキュメンタリー番組はまさにジャネットの物語 初情報ももりだくさん マイケルファンも必見 [Janet Jackson]

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 一昨年の2022年CSのヒストリーチャネルで先行放送されていましたが、現在、Amazon Primeで視聴ができます。ジャネットは2011年に『True You』という初めての自伝を発表していますが(所有してるけど英語なので読めてない・・・)、今回のドキュメント番組はその自伝本よりストレートで、ある意味生々しいものになっている気がする。何より映像で、ジャネット自身が語っているのでわかりやすい。

True You: A Journey to Finding and Loving Yourself (English Edition)

True You: A Journey to Finding and Loving Yourself (English Edition)

  • 出版社/メーカー: Gallery Books/Karen Hunter Publishing
  • 発売日: 2011/02/15
  • メディア: Kindle版

 関係者のコメントも多角的に入っているし、とてもよくできたドキュメンタリー作品だと思います。米国でもドキュメンタリー部門で視聴率の1位を獲得したそう。末弟のランディも参加しているのも大きい。ジャクソン家の6男のランディは1961年生まれ。(マイケルの3歳下の弟でジャネットの5歳上の兄)独白の部分もあるけど、リラックスした兄妹の会話からよりストレートに出来事を感じる事ができる。
 このジャネットの内面を掘り下げたドキュメント番組は、2017年から制作が開始され、完成まで5年の歳月を要した。自分自身で偽りのないドキュメンタリーを作りたかったと。エピソード2で登場してくる2人目の夫、レネ・エリゾンドが10年近くに渡って撮影していたプライベート映像の記録もこの作品に寄与した感じ。(当初、レネとの会話で「ぜったい表に出さないから。これは僕たちでしか見ないものだから
」って言われて撮ってた感じだけど・・・)
 4部構成のジャネットのドキュメンタリー番組ですが、最初の頃は伝説の兄達ジャクソンファイブのサクセスストーリーが描かれていて、ジャネットが主役と言うよりジャクソンファミリーの物語のようです。彼女のエンタメ業界との関わりは兄やマイケルとの関係性なしでは描けないでしょうから。
 
 私は、1986年『Control』からリアルタイムにジャネットを追っている人間の一人です。ジャネットに入っていったのは、彼女の自立を手助けしアーティストへと開花させたプロデューサーのジャム&ルイスがきっかけでした。ですのでジャム&ルイス視点でも彼女を見ていました。さらにBlogも作っているほどマイケル・ジャクソンやジャクソン兄弟に関してもかなりの知識と情報が頭の中に入っている一人です。そういう人間の視点から見ても、このジャネットのドキュメンタリーはかなりの見ごたえがありましたし、これまで謎とされていた部分も明らかになったり、マイケル絡みでも驚くべき情報も新たに知ったりしました。
 
 この3月にジャネットが来日公演をしますが、ジャネットファンは、ライブ前にこの作品を見ることでより彼女を深く感じる事ができると思います。そして、マイケルファンも見るべき作品です。これから見られる方もいると思いますので、メインの部分のネタバレはしないよう感想を記したいと思います。4つのエピソードから構成されていますが、該当する年代も自分で入れてみました。あと、音楽的な流れもわかるかと思い Discography的にその頃のアルバムや関連作品も
紹介してみます。

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◆ The Pleasure Principle (恋の法則)ジャネット・ジャクソン アーティスト・ジャネットへの進化 フライトタイムのモンテ・モア作 [Janet Jackson]

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 この曲は、ジャム&ルイス作ではありませんが、ジャム&ルイスのプロダクション → フライトタイムの一員でThe Timeのメンバーでもあるモンテ・モアのProduce曲です。タイムではジミー・ジャムとともにキーボードを担当していました。

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 モアが曲も書き、シンセ、ドラムプログラミング、ギター、すべてのバックトラックを一人で作っています。ジャム&ルイスは、アシスタント・エンジニアとしてクレジットされている。
 アルバム『コントロール』からの6thシングルとなります。1987年8月8日、R&Bチャートで1位を獲得します。前回紹介したジャム&ルイスProduceのアレキサンダー・オニールの「Fake」から首位を奪うことになります。(HOT-100では14位)
 
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  • アーティスト: ジャネット・ジャクソン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD

 1986年3月、アルバム『Control』からの最初のシングル「What Have You Done For Me Lately」はR&BでNo1シングル(POPでも4位)となり最初のビックヒット曲となりました。そしてそこから「Nasty」「When I Think Of You」「Control」「Let's Wait Awhile」と立て続けに
シングルヒットが続き、ついに6枚目のシングルカットとなります。ここまでのシングルカットはジャネットやA&M(レコード会社)も予想していなかったのではないでしょうか。そして、この約1年半に渡るシングルヒットでのジャネットの成長というか進化というものはすさまじいものがありました。もともと才能があった彼女でしたが、それがジャム&ルイスにより引き出され見事に開花するのです。
 その中で、すばらしい楽曲に見合ったMusic Videoも制作され、コレオグラファー・ポーラ・アブドゥルの指導の元、ダンスも磨きをかけていった。その才能と努力が、ビックヒットという結果にむすびつき、ジャネットに自信をもたせ、日を経るごとに放つオーラは増していった。それは、この曲のMusic Videoでも如実に感じる事ができます。

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◆ Diamonds / Herb Alpert(ハーブ・アルパート) feat. ジャネット・ジャクソン ジャム&ルイス的R&Bとフュージョン界の重鎮のコラボにのってるジャネットが加わる [Janet Jackson]

                                                    ORIGINAL 2008.8.5 Upに大幅加筆
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 Jam&Lewis 1987年2曲目の1位は、R&Bチャートでの「Diamonds」です。フュージョン界のトップアーティスト、ハーブ・アルパート(トランペット奏者)とのりまくってるJam&Lewisとジャネットとの共演です。

 ハーブ・アルパートは、トランペッターですが、多才な方で、コンポーザー、プロデューサー、ボーカリストでもある。日本人的にこの方のトランペット曲で有名なのは、多くの人が一度は耳にしたことがあると思う「オール・ナイト・ニッポン」の「Bitter Sweet Samba」かと思います。

 

Very Best of 30 Cuts

Very Best of 30 Cuts

  • アーティスト: Herb Alpert & Tijuana Brass
  • 出版社/メーカー: Dad
  • 発売日: 2013/07/16
  • メディア: CD
  
 彼はトランペットだけでなく自身が歌ったSlow「ディス・ガイ」(This Guy's In Love With You 1968年 33歳時)はビルボードのNo1シングルにもなっている。さらに1979年(44歳時)「Rise」がマイケルの「Don't Stop 'Til You Get Enough」からチャート1位を奪います。この「ライズ」で、アルパートはボーカルをとっておらず、哀愁帯びたトランペットのPlayのみです。インスト曲が、チャートの1位をとるのは珍しい事ですが、彼が未だにビルボードの記録を持っているのが、ボーカル曲とノンボーカル曲のそれぞれで1位を獲得しているというもの。レアジャンルになりがちなトランペット・フュージョンというものを多才な才能でPOPなスタイルにした方です。
 
 さらにさらに大手レーベルに成長するA&Mレコードを、ジェリー・モスと設立。A(lpert) & M(oss)はそれぞれの名前の頭文字なのね。レーベルを作るとビジネス的な印象を感じることもありますが、彼らは、元がミュージシャンで、ミュージシャン魂を持っている人なので、金儲けというより、若い才能や、眠っている才能を支援して世に出したいという思いが強い印象。そういった意味で、同じように熱いミュージシャン魂を持つ、ジャム&ルイスも1991年にこのA&Mレコード傘下に、彼ら自身のレーベルPerspective(パースペクティブ)を設立することになります。逆にビジネス臭の強さを感じるのはLAリードかな(笑)。

 そんなA&Mレコードにメガヒットをもたらしたのが1986年のジャネット・ジャクソンの『Control』でした。
 

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