◆三銃士(ロッド・スチュワート - ブライアン・アダムス - スティング)と Jam&Lewis [Amazing Artists Produced]
original 2012.3.7Up に追記・修正
映画『三銃士』の主題歌「All For Love」は、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュワート、スティングという3人のロック界のスーパースターが共演した曲で、1994.1.22から3週連続ビルボード1位(ミリオン)となります(94年の年間チャートでも8位)。
今さら語るまでもない三人です。それぞれが曲も書け、ボーカリストとしても最高級。声質もハスキー系の3人が集うという。映画の三銃士に合わせてロック界のGreatな3人も集わせようというコンセプトはわかりますが、実際にこの強烈な3人がよく集結したなと思います(その辺のエピソードを全然知らないもので)。
この曲のライターは、ブライアン、ジョン”マット”ランジ、マイケル・ケイメンという3人。ブライアン以外の2人も相当な経歴をもつライターでありプロデューサー。この3人は、91年のこれまたNo1シングルの「I Do It For You」も映画『ロビンフッド』のテーマとしてメガヒット。90年代に入り、ブライアンは、80年代「フットルース」「デンジャー・ゾーン」(From トップガン)が大ヒットしたケニー・ロギンスみたく、映画絡みでのヒットが多い。おれ的にはいまだに「ヘブン」のブライアンですが。(といっても「ヘブン」も元はサントラ収録曲か)
「All For Love」はブライアンが中心になって書いた曲ですが、スティングもロッドも超一流のアーティストです。そんな彼らがブライアンの曲を歌う事に抵抗はなかったのかな~等とも思っちゃうんですが。いや彼らはそんな小っちゃい事はいわないかっ。バックのミュージシャンも、ブライアンやスティングのバンドメンバーが参加しているというゴージャスさ。3人が歌うMVもエキサイティングな仕上がり。
映画『三銃士』の主題歌「All For Love」は、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュワート、スティングという3人のロック界のスーパースターが共演した曲で、1994.1.22から3週連続ビルボード1位(ミリオン)となります(94年の年間チャートでも8位)。
今さら語るまでもない三人です。それぞれが曲も書け、ボーカリストとしても最高級。声質もハスキー系の3人が集うという。映画の三銃士に合わせてロック界のGreatな3人も集わせようというコンセプトはわかりますが、実際にこの強烈な3人がよく集結したなと思います(その辺のエピソードを全然知らないもので)。
この曲のライターは、ブライアン、ジョン”マット”ランジ、マイケル・ケイメンという3人。ブライアン以外の2人も相当な経歴をもつライターでありプロデューサー。この3人は、91年のこれまたNo1シングルの「I Do It For You」も映画『ロビンフッド』のテーマとしてメガヒット。90年代に入り、ブライアンは、80年代「フットルース」「デンジャー・ゾーン」(From トップガン)が大ヒットしたケニー・ロギンスみたく、映画絡みでのヒットが多い。おれ的にはいまだに「ヘブン」のブライアンですが。(といっても「ヘブン」も元はサントラ収録曲か)
「All For Love」はブライアンが中心になって書いた曲ですが、スティングもロッドも超一流のアーティストです。そんな彼らがブライアンの曲を歌う事に抵抗はなかったのかな~等とも思っちゃうんですが。いや彼らはそんな小っちゃい事はいわないかっ。バックのミュージシャンも、ブライアンやスティングのバンドメンバーが参加しているというゴージャスさ。3人が歌うMVもエキサイティングな仕上がり。
でブライアン・アダムスとロッド・スチュワートとスティングというアーティストとR&Bプロデューサーのジャム&ルイスは、一見どうみても接点ありそうにないのですが、驚いて下さい、ジャム&ルイスはこの3人全員のプロデュースをしているのです。この辺がおれ的には、King Of Producerのクインシー・ジョーンズを超える部分。
過去にジャム&ルイスがビックヒットを生み出した白人アーティストは2組。まず1986年に白人POPエレクトリックバンドのヒューマン・リーグに「Human」というバラード曲を制作し、No1ヒットをもたらします。そして1988年、ジョージ・マイケルの名盤『Faith』からの「Monkey」もバキバキのミネアポリスファンク仕様にシングルリミックスをしアルバムからの4枚目のNo1シングルとなります。アルバムバージョンのままではNo1シングルにならなかったと思う。さすがジャムルイです!依頼をしたジョージもさすがです!!
でロック界の三銃士的なこの3人とどんな絡みをみせたか紹介したいと思います。
過去にジャム&ルイスがビックヒットを生み出した白人アーティストは2組。まず1986年に白人POPエレクトリックバンドのヒューマン・リーグに「Human」というバラード曲を制作し、No1ヒットをもたらします。そして1988年、ジョージ・マイケルの名盤『Faith』からの「Monkey」もバキバキのミネアポリスファンク仕様にシングルリミックスをしアルバムからの4枚目のNo1シングルとなります。アルバムバージョンのままではNo1シングルにならなかったと思う。さすがジャムルイです!依頼をしたジョージもさすがです!!
でロック界の三銃士的なこの3人とどんな絡みをみせたか紹介したいと思います。
まずロッド・スチュワートですが、1996年、ロッドのバラード曲を集めたベストアルバムで2曲Produceします。1992年、エリック・クラプトンの「Tears in Heaven」がヒットします。この曲は、事故で亡くなった4歳の息子に捧げられた曲だった。それまでのクラプトンのイメージとはちがうアコースティックギター1本で情感込めて歌われるこの曲は多くの人の胸につきささった。そして、MTVで『MTV Unplugged』という企画でクラプトンがこの曲とともに生ギターをもって登場し、デジタルやうちこみではないシンプルな生楽器の魅力が再認識された。グラミー賞も制覇し、この頃からアンプラグドムーブメントがおこる。
1996年、R&B ProducerのBABYFACEもそのスタンスでクランプトンをProduceし「Change The World」がまたビックヒット。96年度のグラミーでも最優秀レコードを受賞。Babyfaceも最優秀プロデューサーを受賞している。Babyfaceたちが関わっているLAFACEレコード所属のトニー・リッチ等もクロスオーバーなヒットをした。
そして、1996年、打ち込みSOUNDの才人Jam&Lewisも、ロッドをこのアコースティックなアプローチで仕上げた。ジャム&ルイスは元がミュージシャンだから、生楽器の魅力もわかっている人たち。
このベストバラードコレクションは、ロッドのボーカリストとしての素晴らしさを堪能できるアルバムです。そしてジャム&ルイスは2曲手がけます。ソングWritingは「If We Fall In Love Tonight」1曲のみ。秋にあうセンティメンタルなメロディー。生ギターを絶妙なアクセントで取り入れています。ジャム&ルイス Produce作品で生ギターを聞かせる事はすくないので、そういう楽曲としても貴重です。もう1曲の「When I Need You」はソウルです。まさにブルーアイドソウル。サム・クック、オージェイズ等ソウルMusicを愛するロッドのソウルさを引き出す楽曲です。このアルバムを購入したロッドのファンは、ProducerのJimmy Jam & Terry Lewisというクレジットにはピンとこないでしょうね。普段交わる事のない組み合わせだからこそおもしろい。ジャム&ルイスのProduceアプローチはさすがです。(Billbord HOT-100で54位の小ヒットとなっています)
次にジャム&ルイスが手がけたのがStingです。スティングとの絡みも想定外。驚きました。ディズニーアニメ『The Emperor's New Groove』(邦題『ラマになった王様』)のエンディング曲「My Funny Friend and Me」での共演です。ただSong Writingには関わっていません。Stingが書いた曲をProduce & Arrangeします(ジェイムス・ジミー・ライトがCo-Produce)。
アプローチはオーソドックスな感じで、曲がセンチ系コードのとてもいい曲なのでそのメロディーラインを意識したProduceです。終盤のゴスペル的な盛り上がりが素晴らしい。ひそかにけっこうお気に入りの曲です。この曲も仕上がりの良さに連動せず小ヒットにとどまっています。
ただ73回アカデミー賞の主題歌賞にノミネートされ、アカデミー賞のステージでタキシードに身を包んだスティングが登場し、ピアノ伴奏を主体としたシンプルなバックで素晴らしいステージを見せます。残念ながら受賞はできませんでしたが。(余談ですがオープニングのテーマソングの日本盤はムーチョ西城秀樹が担当している)
そして最後が、ブライアン・アダムスです。これもSting以上にありえなかった組み合わせです。一番ロック色が強い。この頃、スピルバーグのDreamworksと映画音楽絡みでの契約をしたという情報はあり、そのプロジェクトの一環なんだなと思いましたが、まさかブライアン・アダムスとジャム&ルイスが出会うとは。
アニメ映画『SPRIT』の主題歌「Here I Am」をジャム&ルイスがProduceします。この曲もジャム&ルイスはProduceのみで、曲はブライアンの曲です。ソングライターとしても素晴らしいブライアンの曲をジャム&ルイスがどう料理するかが見ものなわけですが、けっこう悩んだんじゃないかな~とも思ってしまう。リズムアレンジは、若干 Timbaland Beatというかグランドビートを導入している感じです。お馬さんが登場する作品なので疾走感も意識してるのかな。
以上R&B最強のプロデューサー、ジャム&ルイスとロック界のスーパースターが出会った楽曲の紹介でした。願わくはSADEとJam&Lewisの出会いを見てみたい。
★ロッドの溢れんばかりのソウルへの憧憬をつめこんだボーカルアルバム。豪華ソウルアーティストも共演。
★Stingの歌は空気を作る。『レオン』『リービング・ラスヴェガス』等、素晴らしすぎる。
マイ・ファ二ー・ヴァレンタイン ~スティング・アット・ザ・ムーヴィーズ
- アーティスト: スティング
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2005/03/23
- メディア: CD
★アコースティックLive盤。「Heaven」「All For Love」「Here I Am」等ブライアンのヒット曲を収録。
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